oF_setting

 openFrameworksは独自のIDEを持っていないので、VC++XCodeなどから呼び出す必要があります。んで、exampleの中のemptyExampleとかをコピーして作業開始っていうちょっと面倒な作業が必要みたいです。XCodeならopenFrameworks.jpのホームページからテンプレートをダウンロードできるみたいですが、VC++のやつが無かったので(本来そういう機能がないのかな?)、不便だなぁと思っていたら、SatE- OさんのブログでopenFrameworks SolutionSetting for VC++(以下oF_setting)という開発支援ツールが公開されていました。しかしながら、VC++も今回初めて使う&プログラム超初心者っていう私には元サイトが非常に丁寧で情報量も多く、とっつきに時間がかかったので、今度困ったとき用のメモ。


普通に使うときはこうすればいいんじゃないかな。
1.自分が使うフォルダを作っておく
 openFrameworksの中にappsっていうフォルダがあります。そのフォルダの中には元々、examplesとaddonExamples(FAT版のみ)があります。そこに新しくmyAppsなり私の場合はこのサイト名からとってafeqと使っていますが、適当な名前のフォルダを作ってください。


2.VC++を起動&プロジェクト作成
 VC++を立ち上げ、[ファイル]→[新規作成]→[プロジェクト]を選びます。プロジェクトの種類はWin32でテンプレはWin32コンソールアプリケーションを選択し、プロジェクト名は適当に、場所はさっき新しく作ったフォルダにしてください。んで[OK]ボタンを押すと、Win32アプリケーションウィザードが立ち上がると思います。[次へ]ボタンを押し、空のプロジェクトにチェックをつけ、[完了]ボタンを押してください。これでプロジェクトができました。


3.srcフォルダをコピー
 appsフォルダの中からexample→emptyExampleの中にあるsrcフォルダをさっき作ったフォルダのvcprojファイルのある場所にコピーします。


4.oF_settingの設定(初回のみ)
 oF_settingの[Setting]タブを開き、RootにopenFrameworksのフォルダのアドレスを入れます。openFrameworksのフォルダをフォームにドラッグアンドドロップすることで、アドレスが入力されます。Rootの横にある更新ボタンを押すことで、すべてが緑色のレ点に変わればOKです。


5.oF_settingの出番
 oF_settingを立ち上げ、[Project]タブのSolution Fileはさっき作ったフォルダの中にある.slnファイル、Project Fileは.vcprojファイルを選択します。フォームにファイルをドラッグアンドドロップするだけで、アドレスが入力されます。便利ですね。横にある×印か!印がレ点に変わればOKです。次に[Addon]タブを開き、必要なアドオンに全てチェックを付けます。[Project]タブに戻り、下の[build]ボタンを押すことで、ビルドが実行されます。


6.VC++で確認
 VC++が開きっぱなしだったら、「VC++を見たときにソリューションファイルが外部でうんたらかんたら」みたいなのが出てくると思います。気にせず再読み込みをします。そして、ちゃんとコピーされていて、src内のtestAppも実行できることが確認できたら成功です!


 コピーするのがやっぱり手間ですが、アドオン追加が簡単にできるのは嬉しいですね。でも、たぶん、emptyExampleをコピーすることが一番多いだろうから、srcにemptyExampleのsrcを自動でコピーしてくれるようなチェックボタンがあると嬉しいですね。まぁ、無料で配布してもらっているので我侭は言えませんが^^;