Processing依存からの脱却−イベントリスナー(3)

　今回はウィンドウの右上の×を押すことでプログラムを終了させるように、イベントリスナーを設置しようと思います。

　ウィンドウを操作するという行為に対するイベントリスナーはWindowListenerですが、次のような定型があります。

this.addWindowListener(new WindowAdapter(){
	public void windowClosing(WindowEvent e){
		System.exit(0);
	}
});

ここで、

System.exit(0);

は終了するためのメソッドです。ここでの引数は、終了状態を示す値で、普通は0を指定します。
Windowリスナーは次のようなものがあります。

public void windowOpened(WindowEvent e){
	//開いたときの処理
}
public void windowClosing(WindowEvent e){
	//閉じるときの処理
}
public void windowClosed(WindowEvent e){
	//開いた後の処理
}
public void windowIconified(WindowEvent e){
	//最小化したときの処理
}
public void windowDeiconified(WindowEvent e){
	//最小化からもとに戻ったときの処理
}
public void windowActivated(WindowEvent e){
	//アクティブになったときの処理
}
public void windowDeactivated(WindowEvent e){
	//アクティブでなくなったときの処理
}

また、組み込むためのメソッドは

コンポーネント.addWindowListener(イベントリスナー);

となります。